第69回 ルーザーオンルーザープレイ

No.15 AKJ104 (HANAの参考オークション)
Vul:N-S 104
Dealer:S A94 3D
OL: 85 P(1) 5D P(2)
Q9632
7 
Q9762 AKJ5
J86
732 KQJ85
85
83
KQ107432
106

3の代のプリエンプティブ3オープンの標準ハンドにとても近い。
(P)3の代は、KQJの7枚スーツ、サイド良いもの無し、です。
(1) 形は良いのですが、如何せん強さ不足ですから、パスします。
Sに、上記の(P)の2272形を想定してコントラクトを考えます。 2個すぐ負けそうです。 でも、1=10個あり、スーツで、11個目のチャンスが大いにありそうですから、作るつもりの5を。
(2) パスが普通です。(EWの5が出来ますが、見つけられないのは仕方の無い状況と考えます。)

(プレイ展開例)
T1:3−A−7− WにQがあるかもしれませんが、すぐJでフィネスはしません。 その理由は、もっと確実に11勝するプレイがあるから。 それは;
T2:5−6−K− ドロートランプします。 0−3発見。
T3:2−2−A−
T4:9−J−Q− 完全にドロートランプします。
T5:8−2−K− Kをキャッシュして、5−1ブレイク確認。
T6:J−5−3− ダミイ(N)からJをリードし、Sからをディスカードします。 これは、ルーザーオンプレイで、10をエスタブリッシュしながら、元々取られてたのルーザー部分を負けるわけですから、非常に有効なプレイといえます。
T7:7−A−8− Wはリードをしましたが、をリードしても1個取れるだけで、ルーザーは、10の下にディスカードすることができます。
T8:10−5−10− まで、11勝、5メイド。