第52回 ディスカードを考える

No.6 K64 (HANAの参考オークション)
Vul:E-W J9843
Dealer:E K10 1D
OL: A98 1H P(1) 2C
A75
QJ1083 2NT
AK102 65
8764 J5
64 Q732
92
Q7
AQ932
KJ105

(1) 5枚ありますが、1オーバーコールするには強さ不足です。
5+枚&4+枚、3−枚、3−枚、13−18。
2NT 3NTへのインビテイションです。 10−12点見当です。

(プレイ展開例)
T1:Q−2−A− Wは、7でカモンサインして、Aをプレイしないディフェンスもありますが、EがAK共にNにある、と読むことがありますから、単純には、Aで取り、リターンをするディフェンスがいいでしょう。
T2:7−6−10− Wの残りのは、75ですから、「ダブルトンは上から」に従って、7をリードします。 ディクレアラーは、5−3に備えて、ホールドアップして様子を見るのは良いプレイ。
T3:J−7−5− Sからのディスカードですが、7を捨てます。 2は、5勝の可能性を捨てますし、5は4勝する可能性を放棄してしまうことになりますから。
T4:K−5−2− 3−3か、Jダブルトンを期待します。 Kから、AQをキャッシュする予定。 「短い側のアナーから
T5:10−J−A− EからJが出てきて、5勝確定です。
T6:Q−6−3− Nからは、をディスカードします。
T7:9−4−4−
T8:3−10−8− は、AKを叩く(8勝確保)予定ですから、Nから8をディスカードし、J98は残してみるのです。
T9:5−4−A−
T10:9−7−K− もし、Jでフィネスして、WにQで負けると、AK、を取られてダウンですから、2NTがコントラクトなら、手堅くKをキャッシュするプレイを選択します。
T11:Q−K−8−
T12:A−9−
T13:2−J− たまたま、Jが取れました。 9勝、3メイド。