第44回 クラブの長さの見当をつけて

No.10 K73 (HANAの参考オークション)
Vul:Both AKJ
Dealer:E AQ
OL: Q10765 1C X(1) P(2)
J98
A642 1D 1NT 3NT
432 Q985
10432 KJ96
KJ3
Q105
1076
875
A942

(1) 非常に形が良いので、テイクアウトダブルします。
(2) 6HCPありますが、Eのダブルが入ったので、パスしていいのです。
義務的に、長いでテイクアウトします。 内容は悪くても構いません。
1NT Sがパスしたにも拘わらず(すごく弱いハンドかも)一人で1NTリビッドをするには、このような18−19HCPのバランスハンドが必要です。 Sが1の代でレスポンスした時(6+HCP期待できる)の1NTとの違いを理解して下さい。
3NT 良い6HCPとサポートなので、3NTレイズしていいでしょう。

(プレイ展開例)
T1:6−8−10− Eは、リードを選択するでしょう。
T2:7−8−A− Eがパストハンドでダブルを掛けてきましたから、HCPより形の良さ(短そう)が取り柄のようです。 の触り方ですが、Eのが短そうですから、Aを取り、NのQ10に向けてリードをするプレイを選択します。 ちなみに、もしWがテイクアウトダブルしていて、Wのが短そうならば、NからQをリードして、KJのダブルフィネス模様でプレイをすることになったでしょう。 の配置を推理しよう。
T3:2−J−Q− WからJが出てきましたから、Qカバー。
T4:5−4−4− Kに負けて、エスタブリッシュです。
T5:2−A−9− 2のリターンで、は4−4のようです。
T6:10−6−9− 損の無いウィナーを走ります。
T7:6−5−6−
T8:3−A−5− Aに負け、ウィナーは4の9個です。 EWのウィナーは、1=4個だけです。
T9:K−7−3−
T10:J−7−4− まで、9勝4敗。 3メイド。