第39回 オーバーテイクしながら、フィネスする

No.5 K76432 (HANAの実戦オークション)
Vul:N-S KQ75 HANA
Dealer:N 10 1S 1NT
OL: A4 2H 3D
Q9
AJ1085 P(1)
9643 A8
K872 64
KQ7 8652
J102
AQJ953
J1093

1NT レスポンスする強さが無いので、先ず1NTレスポンスからです。
6枚ありますが、紹介できる4枚があるので、2リビッドします。
選択は、パス、3、2NTから。 一般に、弱いハンドで、長いスーツがある時は、その長いスーツをトランプにするのが賢明です。 その長いスーツを生かす為のエントリは、そのスーツ自身をトランプにすることです。
(1) 1枚しかありませんが、全体にミニマムハンドですから、パスしてここでオークションをストップします。 たとえボイド(5404)でも、この3リビッドをパスするのが良い判断になります。

(プレイ展開)
T1:K−A−2− WのKリードは、不幸だが仕方ない判断。 Sは、ハンドにJ109xがあるので、喜んで、このKをAで取ります。 後に、Qに負けて、3勝1敗の予定。
T2:10−4− SのQでのオーバーテイクが大事なプレイ。 Sからスモールですと、10を勝たせられると、ラフして、をプレイしなければなりません。 Sのは短くしたくありません。 10をQでオーバーテイクして、もしQが勝ったら、続けて、A、Jとドロートランプできるように上手くSに渡ってます。
T3:Q−2−5−
T4:A−2−3− ボスフォローで、4−2か、3−3です。
T5:J−7−4− Eショウアウトで、4−2でした。
T6:9−8−4−10 9でドロートランプ完了。
T7:J−6−5− Eからはを攻められないので、EにありうるAを先に負けに行きます。 Q先だと、Wから攻められます。
T8:5−J−Q− まで、10勝、4メイド。