第38回 アナーダブルトンを期待して

No.6 J8 (HANAの参考オークション)
Vul:E-W A3
Dealer:E A8764
OL: J732 1NT 2C
AQ3
K964 2H 3NT
Q8765 K2
K105 Q92
A10 K865
10752
J1094
J3
Q94

1NT 5枚ありますが、1より1NTオープンを、声を大にしてお奨めします。 なぜなら、1オープンした場合、1や1NTレスポンスが返って来た時のリビッドが問題だからです。

(プレイ展開例)
T1:6−2−J− Kで勝った時点で、ウィナーは、2=6個。 3個不足。 でもう1勝期待できますから、あと2勝は? 3−3とかで9で1個増える可能性がありますが、それは急がないでいいでしょう。 それより、5−2フィットしてるを全く使わない手はないでしょう。
T2:8−3−K− 先ず、Eのダブルトンアナーに向けてリード。 EのKがすんなり勝ったので、AはNにある可能性が高そう
T3:2−J−6− 続けてを開発に。 SからJがプレイされましたが、WからQをプレイしないのが大事です。 NにAがありそうなのですから、Qをプレイしても、Aに捕まるばかり。 もしかしたら、実際のハンドのようにA1枚になっているかも。
T4:J−4−5− Nは、スーツは見込み無し、と諦めました。
T5:Q−4−9− は急ぎません。
T6:7−7−5−10 負けて、エスタブリッシュに
T7:3−5−A− まで10勝、4メイド。

(プレイのポイント)
(1) スーツを取るのを急がない
(2) にもう1ストッパーあるので、その時間を利用し、長いスーツを開発にゆく方針を立てる。 先ず短い側のアナー(EのK)に向けてプレイ。
(3) Kが勝ったら、次の順のは、WからQをプレイしない。 NのAダブルトンを期待する。
(4) 更に、Q、を負けにいって、5枚目をエスタブリッシュさせる。