第35回 自然な方向にQをフィネスする

No.10 8543 (HANAの参考オークション)
Vul:Both 532
Dealer:E A102 1D
OL: K107 1H 1NT
A9
KQ6 2C 2H
K10876 AJ9 4H
K3 8765
A832 QJ9
J1072
Q4
QJ94
654

チェックバックステイマン。
3枚有り。

(プレイ展開例)
T1:3−6−10− ブロックしないようにAで取ります。
T2:6−2−A− J109が揃っていますから、Qに対して2ウェイフィネスが可能です。 そんな時は、4−1、5−0ブレイクでも対応可能なように枚数の多い手前側(このハンドではWが5枚ですからSの方)にQを想定してフィネスするのが定跡です。 従って、A、J流します。 もし、NにQに負けても、Kが守られてますから、アボイダンスにもなっています。 ですから、Qでディスカードは急ぎません。
T3:J−Q−K− 幸運にもSからQが出てきました。
T4:10−5−9− ドロートランプをして;
T5:9−4−K−
T6:Q−10−3− Qで、ルーザーをディスカードします。
T7:Q−4−2− Nの10ダブルトン期待で、Qを流します。
T8:8−5−4− Nは、A取るのは焦りません。
T9:3−7−J− 3−3か、10ダブルトン期待して。
T10:9−6−A−10 11勝、5メイド。