第29回 シングルトンリードを想像せよ

No.2 AK42 (HANAの参考オークション)
Vul:N-S K1072
Dealer:E Q653 1C 1H
OL: 10 X(1) 4C P(2) 4H
10865
Q97
J8 63
KJ1087
J2 AKQ7543
J3
AQ954
A94
986

立派な11HCPありますから、堂々と1オープンします。 プリエンプティブ3オープンは、お奨めしません。
オープンするに近いハンドですから、1オーバーコールします。
(1) 4枚を紹介するネガティブダブルです。
Sの1オープンに対する4スプリンターレイズするのと同じハンド。
(2) ビッドも十分考えられるハンドです。 4メイク(−620)に対する良いサクリファイスになるかもしれませんし、Wが、(AKxx xxxxx xxx)なら、5メイクもあり得ます。

(プレイ展開例)
T1:J−10−Q− Eは、WのJのリードをQでオーバーテイクします。 そして;
T2:2− Eから2をリードします。

 Sは、このEの2のリードに対して、Aで上がるのがお奨め。 Eの2がシングルトンの可能性は相当ありますから。 逆に、EがKx(x)2からのリードで、NのQが勝つという美味しい話はそうそう無いと考えます。 Aで上がり、ドロートランプをしてから、SからNのQに向けてリードすることになります。 2、2ラフで、11勝、5メイドとなります。
 一般に、スーツコントラクトで、自分達が7枚以上あるようなスーツのリードが来たら、ショーツスーツ(シングルトン)のリードを大いに疑ってプレイを考えるものです。