第８０回　ＮＴでのパッシブリードの選択

Ｎｏ．１１			Ｋ９			（ＨＡＮＡのお奨めオークション）
Vul：None			ＫＪ９８５３			Ｗ	Ｎ	Ｅ	Ｓ
Dealer：S			10５						１Ｓ
OL:10			Ｋ９３			１ＮＴ	Ｐ(１)	２Ｃ	Ｐ
	10５		Ｎ Ｗ Ｅ Ｓ	ＡＪ７６		２Ｈ	Ｐ	３ＮＴ	Ｐ
	ＡＱ10７			２		Ｐ	Ｐ
	ＫＱ９６			Ａ７４２
	Ａ10５			Ｊ８６４
			Ｑ８４３２
			６４
			Ｊ８３
			Ｑ７２

（１）	：	６枚あるので、１ＮＴオープンに対して、ハミルトンコンベンション使って、コンベンショナル２から２で、のオーバーコールを試みる判断はありました。　そのハミルトンコンベンションの２（何かの１スーターオーバーコール）に対しては、Ｅはダブルが２ステイマンの代わりになります。　もしＮが２オーバーコールならば、Ｅは３キュービッドがステイマンの代わりとなります。　また、Ｅは、ネガティブダブルをして、フィットの相談をするのもよろしい。　そのダブルに対しては、Ｗはペナルティパスをするのが良いでしょう。
リード	：	一見自然なリードはしません。　なぜなら、Ｗが４枚持っていることが判ってますし、Ｎに10ＨＣＰあるので、Ｓには５ＨＣＰしか期待できないのですが、それらのアナーは、きっと、、にある可能性が高いから。　Ｎのスーツの持っている枚数とＥＷのオークションから、Ｓのハンドの予想を、４１５３、５１４３、４２４３、５２４２とします。　パッシブなリードの選択としては、良いアナーの無い10ダブルトンからのリードがお奨め。　ＮＴコントラクトにも、パッシブなリードとして、ダブルトン、トップオブナッシングのリード選択もある、のです。

（プレイ展開例）
Ｔ１：10−２−３−Ｋ
Ｔ２：９−５−Ａ−８
Ｔ３：４−２−10−Ｋ	：	Ｋで勝ったＮは、ちょっと困っています。
Ｔ４：Ｋ−Ａ−２−５	：	ＳにＱ10などを期待して、Ｋを選択。
Ｔ５：６−７−Ａ−３	：	ＳのＱダブルトン、10ダブルトン、３−３ブレイクを期待したプレイです。
Ｔ６：５−９−Ｊ−Ｑ
Ｔ７：６−10−Ｊ−２	：	Ｓは、ダブルトン６４ですから、６から。
Ｔ８：９−６−Ｑ−10
Ｔ９：４−Ａ−３−７	：	なんとか、３メイド。