オープニングリードの選択の第一歩は、オポーネントのオークションを分析して、だいたいのオポーネントのハンドを想像することです。 それから、自分のハンドを見て、ディフェンスのチャンスを考えます。 この#7ボードのオークションでは、サイドスーツの事情ははっきりとは判りませんが、自分のハンドから想像すると、オポーネントもバランスしていると考えるのが普通です。 ディフェンスの方針は、パッシブなディフェンスが良さそうです。 自分のハンドも、特に魅力的なオープニングリードスーツはありません。 リードは有力ですが、パートナーがAかQを持っていなければ、実際のように「振り込みリード」で、コントラクト、またはアップトリックを献上することになるやもしれません。 スーツですが、Jの3枚、4枚からのリードは、一番損をしやすいリードです。 結論は、損する可能性の少ないトランプリードです。 取れそうに無い弱いトランプ3枚からリードは、しばしば良いリード選択になります。 オポーネントが、何回かダミイでラフしたいハンドであれば、そのラフを防ぐ良いトランプリードになるでしょうし、実際のハンドのように、致命的なサイドスーツの振り込みリード(今回は、 や )を避けることが出来ます。
むやみにトランプリードをしてはいけないのですが、トランプリードすると良いトランプの持ち方の一つ、「弱い3枚のトランプならトランプリードも有力」と覚えておきましょう。 |