第64回 基本に忠実なリードとリターンの仕方

No.13 98 (HANAのお奨めオークション)
Vul:Both KQ62
Dealer:N AQ762 1D 1S
OL: K9 1NT 2NT
K10752
64 3NT
1043 A85
104 J95
A102 QJ874
AQJ3
J97
K83
653

1NT 1NTリビッドは大事です。 リビッドはリバースビッドになり、17+の強さが必要です。 また、2リビッドは6枚が欲しい。 そこで、1NTリビッドでさばくのが頃合いなのです。
2NT 3NTへのインビテイションです。 良い10−12点の強さです。 チェックバックステイマン2を使ってないので、大抵5枚はありません。
3NT 誘われたら勿論乗ります。 14HCPはマキシマムですし、それに、54のウィナーの元になる長さの余裕がありますから。
リード 素直なフォースベストリードです。 QJのアナーのシークエンスがありますが、NTコントラクトに対するリードでは、3枚続きのシークエンスかそれに準じるシークエンスの時に、アナーのトップリードです。 このEのはQJの下のカードが8ですので、フォースベストを選択します。 もし、QJ1074なら、Qですし、QJ974なら、Qも有力になります。

(プレイ展開例)
T1:7−3−A− Wは素直な「サードハンドハイ」です。
T2:10−K−4− Wはリターンをするのですが、残りの102ですから、「ダブルトンは上から」で、10をリードするのが大事な決まりです。 Eは、4をフォローします。 これは、7リードから、4フォローすることによって、「5枚です」を教えることができます。 「8でカモンを知らせる」、は間違い。
T3:9−4−Q− ディクレアラーは、5−3なら、フィネスがメイクチャンスです。 もし4−4なら、A負けに行くのがベストプレイです。 ディフェンス側のトリックを数えてみよう。
T4:2−2−8−
T5:Q−7−2−
T6:J−9−3−
T7:A− まで、メイクを目指したら7勝、2ダウン。