第53回 トップオブナッシングの8だから

No.4 98753 (HANAのお奨めオークション)
Vul:Both 86
Dealer:W Q6 1C 1H
OL: Q932 2D P(1) X(2)
KJ2 2S 3D
AQJ7 105
J10932 8754
1084 AKJ5
A1064
K9432
AK
76

4枚4枚ですが、内容がすごく違うので、1より1オープンをします。 似たような内容ならば、4枚4枚では、1オープンをすすめます。
テイクアウトダブルもありますが、1オーバーコールからがいいでしょう。 5枚目のを示すため、です。
パストハンドですから、2レスポンスします。 1NT、2NTレスポンスも候補ですが、シングルトンで、気のすすむものではありませんから。
(1) Wがパストハンドですから、パスをして上がりすぎを防ぎます。 Wがパストハンドでなければ、3レイズをします。
(2) リオープンダブルです。 スーツも3、4枚あることをNに伝えます。
ここで3レイズをします。

(プレイ展開例)
T1:8−10−2− SはNの8を分析しましょう。 オークションからも、Nのはダブルトンかシングルトンのトップのリードです。 すると、AQJはWにあることになりますから、Eから10をプレイされても、Kを出さないのが正解。 もし、Kプレイしたら、Aで捕まり、時にSの9を、WのQJ7の7でフィネスされて、ただで4勝を与えてしまうことに。 機械的なサードハンドハイに注意しましょう。 パートナーのリードの意味を考えてから。
T2:4−K−2−
T3:9−J−6− Nのシングルトンを期待してリードをしましたが、やはりダブルトンでした。
T4:J−Q−5−
T5:A− 10勝、4メイド。