第52回 パートナースーツを想像して

No.19 K73 (HANAテーブルでのオークション)
Vul:E-W QJ6
Dealer:S K74 1NT
OL: QJ74 3NT
J954
1082
953 K1082
8653 A102
62 K105
AQ6
A74
QJ9
A983

リード HANAはWに座っていて、オープニングリードを考えました。 Sに16HCP、Nに10HCPとすると、Wは1HCPですから、Eは13HCP見当とみます。 ディフェンスの中心は、きっとHCPの多いEでしょう。 なら、Eの長そうなスーツのエスタブリッシュを協力するリードを選択したいのです。 Nはステイマンしなかったので、は4枚以上無い可能性が高いので、Eの長そうなスーツは、でしょう。 はWに4枚あるので、Eは3(4)枚見当。 一方は、Wに3枚しか無いので、Eは4枚見当なのです。 従って、リードより、リードの方が、建設的リードになりそうなのです。 「NTでは、自分の長いスーツでは無く、自分達の長いスーツをリードせよ

(HANAテーブルでのプレイ展開)
T1:9−6−8− Eの8はカモンサイン。
T2:J−5−4−
T3:K−4−5− Kをキャッシュして;
T4:2−7−3− Qに負けて、エスタブリッシュ。
T5:3−2−A−
T6:Q−4−7−
T7:6−9−K−10
T8:7−2−Q−
T9:9−6−K−10
T10:Q−5−A− 8勝、1ダウン。 ディクレアラーは、Q流すのが正解でした。それで、なんとか9個目が取れて、ジャストメイドだったことでしょう。