第50回 時々、Aのアンダーリードも

No.3 96 (HANAのお奨めオークション)
Vul:E-W Q105
Dealer:S A10984 1C
OL: K84 1D 1S X(1)
K752
QJ10843 2S 3D 3S
K832 J4
62 Q53
Q92 A10
A976
KJ7
J7653

自然な1レスポンスです。
オーバーコールが普通です。 6枚もあるし、10点もあるし。
(1) サポートダブルです。 丁度3枚があることを教えています。
レイズが自然です。
NS8枚フィット、EWは8枚以上のフィットですから、3までは、強さに関係なく競り合いをする必要があります。
6枚で、Wに3枚が期待できます。 合計して9枚ありますから、「フィットした枚数分の高さ、競り合おう」 9枚なら3の代までは。 ちなみに、この3は4を誘っていません。 一般に、バービッドと呼れています。 を誘いたい時は、3でトライアルビッドをするのです。

(プレイ展開例)
T1:7−2−A−
T2:8−Q−K− Nの8は、「オリジナルフォースベスト」というリターンで、元々の上から4番目をリードする約束なのです。
T3:6−K−5− NにQを期待して、6をリードするのも洒落たディフェンスなのです。 Kをプレイされたら元々利いてるKに勝たれただけですから損にはなりません。 もし、Wからスモールがプレイされたら、NがQで勝って、Aも取れます。 スーツコントラクトでも、Aのアンダーリードは、禁じ手では無いのです。 チャンスと見たら、試してみよう。 ディクレアラーは、今回は判断良く、Kで勝ちました。
T4:2−6−Q−
T5:A−2−10−
T6:7−3−Q−
T7:J−3−5−
T8:5−J−K−
T9:Q−K−A− NのKカバーは大事。 「アナーにはアナーをカバーせよ」です。 S1個負けで、8勝、1ダウン。