第43回 ディクレアラーのHCPを数えて

No.19 10842 (HANAのお奨めオークション)
Vul:E-W K2
Dealer:S K1075 1C
OL: Q62 1S P(1) 1NT
63
A975
98743 106
AJ Q842
J543 AK8
KQJ
AQJ5
963
1097

8HCPですから、4枚スーツをスキップして、1レスポンスします。 12HCP以下では、メジャーのフィットを早く見つけたいですから。
(1) 13HCPありますが、静かにパスです。 オーバーコールにも、テイクアウトダブル(4枚&4枚必要)のどちらにも向かないハンドの形ですから。
1NT 弱い3枚ですが、気にせず1NTリビッドを。 良い3枚だからといって、2レイズはしません。 すぐ2レイズは4枚を期待されますから。

(プレイ展開例)
T1:4−K−6− Wは素直な長いのフォースベストリード。 ディクレアラーは、ブロックしないように、ダミイのK(短い側のアナーを先に使う)で勝つのが最善です。
T2:2−5−Q− ディクレアラーは、エスタブリッシュに。
T3:K−6−4− 二度目のを、EはAで捕まえます。
T4:10−A−3− Eは、リターンが自然です。
T5:J−3−8− ディクレアラーは、Jをアンブロック。
T6:Q−7−5− Qのウィナーをキャッシュしますが、、、
T7:3−J−K− ディクレアラーは、更にJのウィナーは、取りにくい事情があります。 それは、ダミイ(N)からのディスカードが悩ましいから。 10のウィナーは残したいし、Qxxは残したいし、もK10ダブルトンだと寂しいから。 AをWに期待して、K10xに向けてリードは、最善のプレイ。
T8:10−8−6− Eから見てSのハンドのカウンティングをしてみましょう。 KQJ AQxx ?? ?? がすでに見えました。 12−14HCPのビッドをしたSのハンドから12HCP出てきたので、Aは間違いなくWにあります。従って、3勝2勝するプランで、Eは8をディスカードすればいいのです。
T9:2−K−7−
T10:4−9−A− WにAが見えてますよね?
T11:J−6−A−
T12、13:EのQ8。 7トリック、1メイドまで。