第4回 サードハンドハイ

No.17 AQ10 (偶然目撃したオークション)
Vul:None AK5
Dealer:N K1042 2NT 4C
OL: KQ3 4S 7NT
K82
J543
Q762 J1098
653 97 2NT:20−22、バランス
1092 875 :ガーバー、Ace?
976 :2Ace有り
43
AQJ8
AJ64

 Sはバランスハンド。 Nもバランスハンドですから、6NTは33点、7NTは37点がキーナンバーです。 従ってSは、NTなら、4NTとインビテイションするのがよろしい。 4(ガーバー)で、Aceを尋ねるのは重要ではありません。 全体の物量が大事。 マイナーステイマン3で、マイナーのフィットが見つかればトリックが稼げるので、6、6をビッドするのはいい判断です。

(お奨めオークション例1)
2NT 3S 2NT:20−22、バランス
4D 6D :マイナーステイマン
:4有り

(お奨めオークション例2)
2NT 4NT 2NT:20−22、バランス
6NT 4NT:6Nへのインビテイション
6NT:誘いに乗った!

(偶然目撃したテーブルでの展開)
T1:3−6−2!10
 Eのオープニングリードは、良いアナーシークエンスのあるがよろしい。7NTに対するオープニングリードは、リードすることで損しないのが大事な心得です。 ディフェンスでの目標のトリックは1トリックなのですから、じっくり待つ姿勢で、パッシブリードがいいのです。理想は、このEののように、しっかりしたアナーシークエンスからのリードです。そんな良いシークエンスが無ければ、アナーの無い4枚か3枚のスーツからのリードがいいでしょう。
 Wは、もったいながらずにKをプレイするべきです。 KがAに捕まるのは元々なのです。 サードハンドの立場で2をプレイしますと、Nに10でとられると、その取られた10は「ただ取られ」になっていることを確認しよう。 Kをプレイすると、2勝しかされない事を確認しましょう。