第3回 ディクレアラーの枚数の見当をつけて

No.12 102 (HANAのオークション例)
Vul:N-S J976
Dealer:W 92 1S
OL: Q10753 2C 3D
J864
AKQ953 3H 4C
KQ1053 4S
Q65 K1087
A8 :ドゥルーリ、3、10
:4、スラムトライ。
A42
AJ43
J9642

(お奨めプレイ展開)
T1:4−K−7− Sは、ややパッシブなリードが自然です。
Nの7は、のカモンサインですが、
意味合いとして、ノンカモンになります。
T2:4−2−A−
T3:K−2−6−10
T4:8− さて、SはAで上がるべきか?

 HANAのオークション例では、パストハンドのWに向かってスラムトライを明らかにしています。 従って、T4でEから8がリードされたら、すかさずAで上がるのが正解です。 実際のEのはシングルトンですから、今Aを取らないと、もう二度とAを取る機会は巡ってきません
 ディフェンスをする時のポイントの一つは、ディクレアラーのハンドパターンの見当をおおまかにつけておくことです。 このSのハンドとダミイのサイドスーツの枚数を合わせて数えてみましょう。 は合計8枚、は7枚、は6枚見えています。 例えば、多くの枚数の見えているスーツですが、Eは短そうと言えるでしょう。 ありそうなEのハンドを、Eのを5枚と仮定して想像すると、5143(5の意味)、5233が本命になります。 もしが6枚の場合は、613361426232でしょう。 
 ダミイを見た時に、オークション、見えてるスーツの枚数をヒントにして、 おおよそのディクレアラーのハンドパターンを想像してみましょう。