第26回 刈り残されたスモールトランプの謎

No.12 J5 (HANAのお奨めオークション)
Vul:N-S 742
Dealer:W K9843 1H 1S
OL: AJ9 2H 4H
K9743
KQ10865 AJ3
AJ2 1075
Q87 K5
AQ1082
Q6
106432

、1NTレスポンスに対する2リビッドは6枚保証です。
3枚サポートのリミットレイズのハンドですが、オープナーにリビッドされた場合(6枚)は、4のゲームビッドをするものです。

(プレイ展開例)
T1:4−5−Q− アタッキングなのフォースベストリードをしましたが、トランプリード(2)も有力。
T2:5−2−A− ディクレアラーは、ラフされないように、2−2ならば、すぐドロートランプしたい。
T3:3−2−K− 3−1発見ですから、ここでやめて;
T4:6−5−K− EのKをスチールに向かいますが;
T5:6−J−K−
T6:7! Kで勝ったNのディフェンスが大事です。 ディクレアラーは、Nの最後の7を刈らずにプレイをしている理由は何故でしょうか? 「忘れている」なんてことも無いとはいえませんが、プレイを信じるならば、「刈れない理由」があるのです。 このハンドでは、の3枚目をEでラフしたいから。 従って、刈れたのに、刈らずに残されているトランプがある時は、そのトランプをリードするのが最強のディフェンスになるものです。 Aとか慌てずに、じっくりとトランプリードし、トリックを待ちましょう。