第9回 オーバーコールをレイズする


 パートナーがメジャーでシンプルオーバーコールしてきました。 パートナーのオーバーコールしてきたスーツに3枚以上のサポートがある場合、サポートの具合と、ハンド全体の強さを伝えるレイズの仕方を確認しておきます。

 パートナーのメジャーに3枚以上のサポートがあれば、先ずレイズをします。 10+点あり、自主的にゲームトライ、もしくはゲームへゆくハンドは、便宜的にキュービッドします。 それをインビテイショナルキュービッドといいます。 ジャンプキュービッドは、4枚以上のサポートのあるインビテイションです。 単にジャンプしてトランプをレイズするのは、リミットレイズの強さは無く、サポートの枚数の多さに基づくプリエンプティブレイズと約束します。
以下にまとめておきますと; 

(1D) 1H (P)
パス 可能性の無い、寂しい強さ(6+)のハンド。
、6−9。普通のシングルレイズ
、3−6HCP。プリエンプティブ
、3−8HCP。プリエンプティブ
、10+。インビテイション以上
、10+。インビテイション以上。
、13+。スプリンターレイズ。

(オークション例) (1D) 1H (P)

(1) Qxx (2) Qxxx (3) xx
Jxx Jxx Qxxx
Qxxx Kxxx xxx
xxx xx Kxxx
パス
(4) Kxxx (5) Axxx (6) Axxx
Qxxxx Kxxx Qxx
xx xx
xxx Jxx Kxxx
(7) AKxx (8) AKxx (9) AJxx
Qxx QJxx Kxxx
xx xxx
AJxx xx Kxxx

(3) プリエンプティブジャンプレイズは、こんな感じのハンドです。
(5) レイズでよろしい。 3は、3−6HCPの範囲ですから。
(7) 先ず2キュービッドして、パートナーが2でも4レイズします。