第71回 1レスポンスに対するリビッド


 1オープンをして、パートナーが1レスポンスをしてきました。 1レスポンスは、ゲームフォーシングな強さが無ければ、大抵4枚以上のは持っていません。 これをメジャーファーストレスポンス(バイパスダイアモンドとも)といいます。 今では5枚メジャーの一般的なレスポンスの仕方です。

その1レスポンスに対してのオープナーのリビッドですが;
バランスハンドでは、4枚を持ってても、1、1リビッドをしません。 13点あたりなら、1NTリビッドを、18点ならば2NTリビッドをします。
アンバランスハンドでは、4&5ならば、1リビッド(19+点ならジャンプシフトの2リビッド)を、4&5ならば、1/2リビッドをします。
4414の形は悩ましいのですが、バランスハンドと見なして、NTリビッドがわかりやすいでしょう。

(例)   1C   (P)   1D   (P) 
 ? 

(1) Kxx (2) AJxx (3) AJxx
AJxx Kxx Kxx
Qxx xx
Kxx KQxx KQxxx
1NT 1NT
(4) KQxx (5) Kxxx (6) Kxxx
Axx AQxx AQxx
AQ Jx
KJxx Kxx Kxxx
2NT 1NT 1NT
(7) AKxx (8) Qx (9) KJxx
Axx Kx
Axxx xx
AKJxx KJxxx AKJxxx

(1) リビッドはしません
(2) 1NTリビッドをします。 バランスハンドでは、メジャーを言いません。
(3) 4枚5枚のアンバランスハンドですから、1リビッドをします。 この1リビッドをすることで、の2スーターのアンバランスハンドをしていることをパートナーに伝えることが出来るのです。
(4) 2NTリビッドをします。 18−19のバランスハンド。
(6) 4414形は、バランスハンドに見なして捌きましょう。
(7) ストロングジャンプシフトをします。 4枚5枚、19+点を示します。
(8) 自然に2レイズします。
(9) リビッドで無く、1リビッドをします。 次にをビッドして、4枚と6枚の形を教えることが出来ます。