第62回 チェックバックステイマン2Cに対する返事(HANA式)


 1の代のスーツでオープンから1NTリビッド(12−14)に対し、メジャーの具合をチェックするコンベンションがチェックバックステイマン2です。
 チェックバックステイマンを使うレスポンダーのハンドは、原則としてインビテイション以上の強さのある、5枚メジャーのあるハンドです。 レスポンスしたメジャーの3枚サポートを尋ねていると考えて貰って差し支えありません。
従って、1NTリビッドしたオープナーの返事の仕方ですが;

(1) レスポンスされたメジャーが3枚あれば、それをビッドする。
(2) レスポンスメジャーが3枚無く、もう一方のメジャーが4枚あれば、それをビッドする。
(3) レスポンスメジャーが3枚無く、もう一方のメジャーも4枚無い時は、便宜的に2をビッドする。
(注意)
ミニマムか否かは気にしないこの返事の仕方(HANA式)が簡単でお奨めです。

(ビッド例)
1D (P) 1S (P)
1NT (P) 2C (P)

(1) xxx (2) AQ (3) Axx
AQx xxx KJxx
KJxx KJxx KJxx
Kxx Axxx Qx
(4) AQx (5) xx (6) Ax
Ax KQx KJxx
KJxx AJxxx KJxx
xxxx KJx Qxx
(7) Ax (8) Kx (9) xxx
xxxx Kxxx AQxx
AQxx Axxx Axxx
Qxx Axx Kx

(1) 弱い3枚でも、3枚サポートなのです。 2で教えましょう。
(3) 3枚、4枚共にある時は、レスポンスされたメジャーを優先して紹介するのが簡明なやり方です。
(4) マキシマムな3枚ですが、ジャンプして3は言わなくてよろしい
(7) 弱い4枚ですが、気にせず紹介してよろしい。