第55回 ネガティブダブルに対するオープナーのリビッド


 1オープンしたら、左のオポーネントが1オーバーコール。 そして、パートナーがネガティブダブルをしてきました。 右のオポーネントはパスしました。 そこでのオープナーのリビッドをまとめておきましょう。
 パートナーのネガティブダブルは、丁度4枚のを教えている6+点です。 5枚以上のがある場合に、1レスポンスをする約束になっています。  大まかには、パートナーが1レスポンスをしたと思ってリビッドを考えればよろしい。 ただ、1、2、3、4の違いを押さえておきましょう。

以下のハンドでのオープナーのリビッドは?

ノンバル
1D (1H) (P)

(1) KQx (2) KQxx (3) KQxx
xxx xxx Qxx
AQxx AQxx AKJxx
Jxx Jx
(4) KQxx (5) KQxx (6) xxx
Kxx KQx
AKJx AKxxx AQxx
Qx AJx Jxx
1NT
(7) Qx (8) Kx (9)
xx AQx xxx
AQxxx AQxxx AKQJxx
KJxx KJx AQx
2NT

(1) 3枚で1リビッドをすることがあります。 このハンドでは、1NTリビッドはスカスカですから、したくありませんから。
(2) このように、立派な4ある時には、1レスポンスに2レイズをするように、ジャンプして2リビッドすることになります。 これは、ジャンプしていますが、「しっかり4枚ありますよ」程度の意味あいです。
(3) ダミイポイントで計算しますと、17点見当です。 よって3を。
(4) 18点まで、3のジャンプリビッドになります。
(5) ダミイポイントで、20点になりますから、4レイズします。 または、パートナーに誤解が無ければ、1レスポンスに対して4スプリンターリビッドをするように、4キュービッドをするのも良いビッドです。
(6) 1NTリビッドをします。
(7) 自然に2リビッドでよろしい。
(8) 予定の2NTリビッド(18−19)です。
(9) 予定の3のジャンプリビッドです。