第52回 ストロングジャンプシフトレスポンス


 HCPが多いというだけの理由では、ストロングジャンプシフトレスポンスはしません。 ジャンプシフトをするハンドは、とっても内容の良い6枚以上のスーツを持っていて、そのスーツ確定でスラムトライしたいハンドの時だけです。

とっても良い内容のスーツとは;
ソリッド(AKQJ揃い)6枚以上か、1トップカードだけ抜けたセミソリッドの6+枚 (AQJ10xx、 AKJ10xx、など)です。 

強くてもジャンプシフトをしてはいけないハンドは;
(a) バランスハンド:
ジャンプせず、じっくり慌てず、オープナーのハンドをゆっくり聞き出すビッドを展開します。
(b) 2スーターハンド:
ジャンプせず、先ず良いフィットを見つける事が大事です。 フィットの有る無しがスラムの可能性を大きく左右しますから。

以下は、パートナーの1オープンに対するレスポンス例です。

(1) AJxxxx (2) AKQJxx (3)
KQx Qxx AQJxxxx
AQ Ax KQx
Qx Qx Ax
(4) KQxx (5) KJx (6) AKxxx
AJx AKxxx AQxxx
AKx AJx AK
KJx Kx
(7) Ax (8) Kxx (9) AKQJxxx
AKx xx
Axx AKJ10xxx Axx
KJxxx Kx

(1) の内容が悪いので1レスポンスから。
(4) レスポンスします。 1NTリビッドなら、6NTレイズします。
(6) レスポンスです。 1NTリビッドなら、3リビッドでフォーシングしながら、の良いフィットを見つけるようにします。
(7) インバーティド2レイズから、次に4ジャンプしてのスラムトライの意思表示をするプランを立てます。
(9) 8トリックハンドで、綺麗なですから、2レスポンスしてよろしい。