第41回 2NTオープンに対して、両メジャーを持ってる時


 2NTオープン(20−22HCP、バランス)に対して、両方のメジャースーツを持っているハンドでのビッドの仕方をまとめておきます。
 4枚4枚、4枚5枚、5枚4枚、5枚5枚の時、スラムトライしたハンドと、ゲーム止まりの強さの時のビッドの要領を知っておくといいでしょう。

以下は、パートナーの2NTオープンに対するレスポンス例です。

(1) Kxxx (2) KQxx (3) Kxxx
QJxx QJxx QJxxx
xx Jx xx
xxx Kxx xx
(4) KJxx (5) KJxxx (6) AJxxx
KJxxx QJxx QJxx
xx xx xx
Qx xx Kx
(7) Kxxxx (8) KQxxx
QJxxx AJxxx
xx xx

(1) ステイマンから、3→3NT、3→4、3→4です。
(2) ステイマンから、3なら4NTで6NTを誘います。 には、3でスラムトライの便宜的な合図、3には4が便宜的スラムトライの合図になります。 それから、4NTでRKCBをします。
(3) ステイマンから、3→3で5枚紹介、3→4、3→4で、単にゲームを選択します。
(4) には35−3フィットを捜しますが、3が返ってきた時は、3スラムトライの合図、3には4スラムの合図です。
(5) には35−3フィットを捜します。
(6) には3ですが、3なら3フィットのスラムトライ、3には、4フィットのスラムトライの合図になるのです。
(7) ジャコビーから、3に対して、4リビッドします。 これは、5枚5枚の、でのゲームチョイスを求めています。 スラムには興味なし。
(8) ジャコビーから、3に対して3リビッドします。 5枚5枚のスラムトライの強さの表現です。 2NTオープナーは、フィットなら4フィットなら4レイズしてくれるでしょう。 それから、4NTとかのRKCBでキーカードチェックをしたりしてスラムを判断します。
注意: (3〜6)ですが、スモーレントランスファーを約束して使っている場合は、3に対して、逆のメジャーをビッドすることになります。