第29回 1NTオープンに対して、ペナルティダブル


 1NTオープンに対するダブルは、ペナルティダブルになります。 バランスハンドならば、1NTオープンのマキシマムのHCP以上必要です。 1NTオープンが15−17HCPならば、17HCP以上が目安です。 もし、オポーネントの1NTオープンが、ウィーク1NT(12−14HCP)を使っているような時は、良い14HCP以上ということになります。 また、良い5枚スーツがある様な時はもう少し低いHCPでも、頑張ってダブルするのは良いでしょう。

 ペナルティダブルをしたパートナーの行動ですが、弱いバランスハンドでは、パスをします。 長いスーツ(できれば6枚、最低5枚必要)のあるハンドでは、テイクアウトしてよろしい。 また、アンバランスハンドでも、良いHCPがある時は、パスをします。

以下は、右手の1NTオープン(15−17)に対するアクション例です。

(1) Kxx (2) Kxx (3) Kxx
AKx AKx KQJ10x
Qxxx Axxx Axx
KJx KJx Kx
パス ダブル ダブル
(4) AQxxx (5) KJxxxx (6) Qx
AQxxx Ax Ax
Ax Axx AKQxxx
Kx xxx
(2*) (2*) ダブル

(1) 右手の1NTと良い勝負です。 この程度ならば、パスして静かにします。
(2) バランスハンドならば、ダブルするにはこの位のHCPは欲しいところ。
(3) 良いスーツがあり、Kリードに自信ありますから、ダブルします。
(4) ハミルトンコンベンションなら、を紹介する2がピッタリです。
(5) の1スーターオーバーコールします。 ハミルトンなら2から2を。

パートナーが1NTオープンにペナルティダブルをした時の行動例です。

(7) xxx (8) xx (9) Jxx
Jxx Jxxxxx Qxxxx
xxxx xxx Axxx
xxx xx
パス パス

(7) 幸運を祈りながらパスをします。 弱いというだけの理由で逃げません
(8) スーツテイクアウトは、こんな感じのハンドです。
(9) アンバランスハンドですが、7HCPあるのでパスをします。