第１５回　ハミルトンコンベンション

オポーネントの１ＮＴオープンに対するディフェンシブビッドの約束です。　ＨＣＰに対抗するため、形の良さ（１スーター、２スーター、両メジャーとか）を上手く紹介できるコンベンションです。　但し、使用する時は、必ず事前に、パートナーと打ち合わせ（約束）を十分にしてから。

(１ＮＴ)	−	？	：
	−	Ｘ	：	ペナルティダブル、１７＋ＨＣＰ必要。
	−	２	：	何かの１スーター。	−	２	−	パス	：	６＋枚。
		２	：	４＋枚＆４＋枚。				２	：	６＋枚。
	−	２	：	５＋枚＆４＋枚マイナー。				２	：	６＋枚。
	−	２	：	５＋枚＆４＋枚マイナー。				３	：	６＋枚。
	−	２ＮＴ	：	５＋枚＆５＋枚。

以下は、右手の１ＮＴオープンに対するアクション例です。
（１）		Ｋｘｘ		（２）		ＫＱｘ		（３）		ＱＪｘｘｘｘ
		ＡＫｘ				ＱＪｘｘ				Ｋｘ
		ＱＪｘｘ				ＱＪｘｘ				Ａｘｘ
		Ｑｘｘ				Ｋｘｘ				ｘｘ
パス				ダブル				２から２
（４）		Ａｘ		（５）		ＫＪｘｘｘ		（６）		ＫＱｘｘ
		Ｋｘｘ				ＡＱｘｘｘ				ＡＪｘｘｘ
		ＫＪｘｘｘｘ				ｘ				ｘｘ
		Ｊｘ				ｘｘ				Ｋｘ
２から２をパス				２				２
（７）		ｘｘ		（８）		ＫＱｘｘｘ		（９）		ｘ
		ＡＱｘｘｘ				ｘｘ				ｘ
		ｘ				ＫＱｘｘ				ＫＪｘｘｘ
		ＫＪｘｘｘ				Ｋｘ				ＫＱｘｘｘｘ
２				２				２ＮＴ

（１） （２）	バランスハンドなら、ペナルティダブルするには、良い１７＋のＨＣＰが必要です。 （２）くらいあれば、ダブルします。
（３）	便宜的な２から、次に２をリビッドして示します。
（４）	便宜的な２から。　パートナーが大抵２でつなぎますから、その２をパスすることで、スーツのオーバーコールを示すのです。
（６）	５−４メジャーなのですが、立派な１３ＨＣＰあるので、２をビッドして構いません。　ちなみにリオープンでは、４−４メジャーで２を言います。
（７）	この２スーターは、２オーバーコールをします。
（９）	２ＮＴオーバーコールは、アニュージュアル２ＮＴです。