第12回 オープニングビッドの目安


 一般的な1の代のスーツオープンの目安を紹介しておきましょう。 それは、「ルールオブ20」というものです。 長い2つのスーツの合計枚数に、HCPを足して、20を越えていたら1の代のオープニングビッドをしていいでしょう、という目安です。
 4432、4333、5332のバランスハンドは、12HCPから。
 5431、5422、6322ならば、11HCPから。
 5521、5530、6421、6430、5440は、10HCPから。

 これは厳密な基準ではなく、あくまでも目安です。 KやQのシングルトン、QやJのダブルトンのアナーがあれば過小評価しますし、109のミドルカードの後押しがあれば積極的です。 それから;
オープンするかどうか迷ったら、オープンせよ」です。 パスよりビッドする方が、なんやかやで楽しいですからね。

マッチポイント、ノンバル同士のディーラーです。 オープンしますか?

(1) Kxx (2) KJxxx (3) xx
Axx Axxx AQxxx
QJxx KJxxx
Qxx Kxx
(4) Jx (5) KJ10x (6) Qx
xx A10x QJx
Jxx xx QJxx
AKQxxx K109x KJxx
パス
(7) Axx (8) (9) Axxx
Kxx Kxx QJxx
xxx Axxx Axxx
Axxx Qxxxx
パス

(1) バランスハンドは、12HCPがオープンの目安になります。
(2) 5431は、11HCPから積極的にオープンします。 このハンドは、両メジャーありますし、リビッド(2)にも困りません。
(3) 55形は良い10HCPからオープンしてよろしい。 
(4) オープンから2リビッドの予定です。
(5) 10、9のミドルカードが嬉しい。 そこに1点をプラスしましょう。
(6) QJの多いハンドは無理しません。 パスがお奨めです。
(7) AAKはオープンせよ」 AKは、QJに比べて確かな活躍します。
(8) Qシングルトンがあるし、マイナー主体なのでパスします。
(9) パートナーの1/1レスポンスを、気持ち良くレイズする予定です。