第72回 ダミイでプランをイメージする

No.3 J875 (HANAの参考オークション)
Vul:E-W 764
Dealer:S Q72 1D
OL: J63 1H 2H X(1)
K106
A92 2S 3H P(2)
AK532 QJ109
8543
Q952 104
Q43
AKJ106
AK87

オープンするように、1オーバーコールをします。
(1) リビッドより、テイクアウトダブルがよろしい。 強さと大まかな形を教えることが出来ますし、スーツもまだ捨てた物ではないですから。
EW側に9枚があるのが判りますから、3まで競り合いをします。
(2) Nの2テイクアウトに興奮してはいけません。 Nの2は、仕方なくテイクアウトしただけで、Nのハンドに期待し過ぎてはいけないのです。

(プレイ展開例)
T1:2−3−K−
T2:A−2−7−
T3:3−4−9− 9でEに渡って、をリードして、WのQの昇格を図ります。 SにAKを期待して。 Qが昇格したら、WのQの下に、Eのの3枚目がディスカードできるからです。
T4:4−K−2− いかにもSにAKがありそうですね。
T5:J−A!−Q− Eへのエントリをトランプで確保する為に、Aでラフするのがかっこいいところ。
T6:6−5−A− AでEに渡って;
T7:10−A−5− 再び、EからをWのQに向けてリード。
T8:10−K!−J− 5をEに渡るエントリとして残すためにも、オーバーラフされないためにも、Kでラフしよう。
T9:5−6−10− 5から10で、ドロートランプをします。
T10:Q−8−10− まで、10勝、4メイド。

 もともとはWのトランプが5枚で長いのですが、を攻められて、Wのはどんどん減ってしまいそうです。 従って、Eのハンドでプランニングします。 2のルーザーです。 を3回ラフ。 の3枚目は、Qの下にディスカードをしよう、とプランするとよいのです。 K、Aでラフするのが見所です。