第63回 ドロートランプは急がない

No.19 QJ53 (HANAの参考オークション)
Vul:E-W K83
Dealer:S AJ62 1C
OL: 98 1S 2S
A984 2NT 3S
J764 Q9
8543 Q107
K642 QJ105
10762
A1052
K9
A73

AAKの11HCPはオープンしよう。
4枚スーツをスキップして、1レスポンスします。
2NT 2NT(ナチュラル)で、バランスハンドの11HCPあたりを示しながら、4、3NTへのインビテイションをします。
でサインオフをします。 弱いトランプ()ですが、気にしません。 Sでをラフをするプレイが期待できますから、NTよりも、スーツコントラクトが良いのです。 それに、AAKのアナーは、NTよりスーツの方が、より働きの良いアナーになりますから。(実際、NTだと、7勝するのも大変なハンドです。)

(プレイ展開例)
T1:Q−3−6− どうせ1個負けですから、先に負けます。
T2:10−A−2− 続いたら、Aで勝ち;
T3:K−3−2− NのをSでラフするプランを立てます。
T4:9−4−A−10
T5:6−Q−2− EからQが出ました。
T6:7−6−3− をNでスモールラフします。
T7:3−9−A−
T8:2−6−K−
先にAKを取るのが大事。 クロスラフ模様のプレイですから、ラフする時に、Eにをディスカードされないように、先に取ります。
T9:J−8−10−
T10:5−J−8−
T11:7−Q−A−10 NにQJ5、Sに76残りですから、合わせて、トランプ1勝は権利です。
T12:4−6−K−
T13:K−J−9− 9勝、3メイド。