第62回 QJ抜けの7枚フィットは、AKを叩いて

No.10 AQ76 (HANAの参考オークション)
Vul:Both KQ65
Dealer:E 1062
OL: J4 1NT
984
J52
AJ4 83
AKJ5 Q873
K105 A972
K103
10972
94
Q863

リード 難しいオープニングリードの選択のハンドです。 候補は、6、5、K、2くらいからです。 はKQに続くカードが弱いので、Kより5を選ぶところ。 実際はKをリードすると、−3−2−4(2はノンカモン)と展開して、Nがシフトを発見し、後々Sから10をリードして貰えば完璧なディフェンスとなるのですが、、、 KQの続きのカードが弱いので、フォースベストの5を選択する方が良いことが多いのです。

(プレイ展開例)
T1:5−3−7− ディクレアラーは、美味しくJの勝ち。
T2:K−4−2− ウィナーは、2=8個です。 スーツが涼しく、攻められると、4−3なら4個、5−2なら5個取られる可能性があります。 8個取り逃げのプランも立派ですが、大胆にで1個更に増やしにゆくのがマッチポイントらしいプレイになります。 ダミイ(E)にJ52がありますから、のシフトはしづらいし、きっと続けてくれることが大いに予想されますから。 の触り方は、3−3か、どちらかのアナーダブルトンを期待して、AK叩いて、負けに行きます。
T3:5−J−A− NからJがドロップしました。
T4:7−Q−10− Wの10、Eの97がつながったので、、、
T5:10−A−6− Sは10をリードする判断が普通と言えます。
T6:A−6−3−
T7:5−10−Q−
T8:9−8−4− エスタブリッシュした9を取ります。
T9:8−3−K−
T10:J−Q−7− まで、9勝、3メイド。