第40回 Jのフィネスに期待する

No.1 K8643 (HANAの参考オークション)
Vul:None 763
Dealer:N 1NT
OL: Q754 2C 2D
75
AJ9 2NT 3NT
K1094 AQ5
Q1084 9765
K103 AJ2
Q102
J82
AJ32
986


2NT
立派なKKQの8HCPで、10が2枚に、役立つ9、8もある4432ですから、強さの評価としては、10点近いと見ます。 Eの2に対して、3NTリビッドでも良いくらいでしょう。
3NT 16HCPですが、3Aが嬉しい。 ミドルカード(1098)が寂しいハンドですが、基本姿勢は「誘われたら、最低のハンドで無いなら、乗れ」です。
リード 2(やや積極的)か、2(ややパッシブな)でしょう。 パートナーに4枚以上のを期待してリードしたいハンドです。 目先のスーツのリードは、一考の余地があります。

(プレイ展開)
T1:2−5−K− J9に力があるので、ホールドアップしたりしません。 すぐAで取るべきです。 2=6、ですから、で1個、で1個増やしても、まだ不足です。 に頼らざるを得ないハンドです。 そこで、SにJを期待して;
T2:7−2−4− 先ず、7を流します
T3:4−9−10− Nに10を期待して、9をプレイします。
T4:Q−3−3− Wからは、3を捨てます。
T5:9−10−Q− がどうやら、幸運なSのQ102みたい。
T6:9−3−8− SにJと共に、Aも期待します。 NがA持っている時は、Aと、4、5枚目を取られてチャンスがありませんから。
T7:6−A−10−
T8:8−K−5− まで、3=9。 3メイド。 出来目として、2個しか取られない、JがSで、2勝出来るという期待したとおりのディフェンス側(NS)のハンドでした。