第33回 出来るチャンスを捜す

No.10 KJ5 (HANAの参考オークション)
Vul:Both J2
Dealer:E Q9765 1C
OL:10 J97 1D 1NT
A1082
Q64 2S 2NT
KQ75 3C 3NT
AKJ82 103 6NT
K82 AQ106
973
1098643
543

立派なハンド(13+)は、長さに従って紹介します。
1NT バランスハンドの時、1レスポンスに対しては1NTリビッドがよろしい。
リバースビッドでゲームフォーシング。 4枚&5、13+
2NT 4枚無し、良い3枚無し。 
も紹介。 2でゲームフォーシングですから、この3はパス無し。
3NT 良いストッパー有りだが、のスラムにさほど興味が湧かない気持ち。
6NT グランドスラムは諦めました。 6NTくらいは楽しめるでしょう?

(プレイ展開例)
T1:10−A−2−
T2:2−7−Q− QでEのハンドに渡って;
T3:10−4−2− 10(短い側のアナーを先に)を流します。
T4:J−K−3−
T5:Q−4−8− QもキャッシュしてWから捨てます。
T6:6−4−K− スーツは急ぎません。 後回しがミソ。
T7:A−J−4− AでKシングルトンを確かめてから;
T8:8−J−A− Jが出てきて、10が11個目です。
T9:10−6−10−? 更に10をキャッシュすると、Nは困ります。 K捨てたらQ取られるし、ディスカードしたら、8を取られてしまいます。

 10を先に流すのがベストチャンスですが、他の目に付く方針としては、を活用する作戦もあります。 その時は、先ずNにKを期待し、WからQに向けて。 このハンドではEのQが勝ち、1回スモールで負けて、3−3ですので3勝可能です。 ちなみに、Jがありませんから、EからQ流すのは間違ったフィネスの方法です。 注意しましょう。