第82回 ラストアナーにカバーせよ

No.3 K2 (HANAのお奨めオークション)
Vul:E-W Q9653
Dealer:S 95 1C
OL: J1043 X(1) 1H 2NT
J10987
643 3H 3NT
AK104 872
K1073 Q64
K976
AQ5
AJ82
AQ852

(1) ボイドのですから、先ずダブルから。「ボイドはダブれ
2NT リバースビッドもあります。 バランスハンドに見なして、2NTリビッドをここでは選択してみました。
5枚スーツ紹介のフォーシングビッドです。
3NT 3枚あれば、4レイズしますが、今回は1枚ですので3NTを。
リード トップオブアナーシークエンス。

(プレイ展開例)
T1:J−K−3− Nからリードしたいので、Kで勝ち。
T2:J−6−5− NからのJのリードに対して、Eの対応は?
セカンドハンドロー」と「アナーにはアナーをカバー」という教えがありますが、実は、「ラストアナーにカバーせよ」という教えもあるのです。 アナーにカバーを考える時は、最後のアナー(このダミイでは、Jは見送って、10)にカバーするかどうかを考えるのです。 すぐのJにはカバーはしません。 実際、すぐのJにカバーすると、J−K−A、2→10。 続けて、Nから3→Q8で、Eの97がフィネスされます。
T3:10−K−A−10 10のラストアナーにカバーします。 9が昇格が期待されます。
T4:Q−3−3− Nへのエントリが無いので;
T5:2−7−4− Eの9に負けざるを得ません。
T6:6−A−7−
T7:8−10−5−
T8:2−K−9− を負けて、粘りますが。。。
ディクレアラーは、4=8で、1ダウンになりそうです。 Eがもし、すぐのJにKをカバーしてれば、3で、3NTはメイドでした。