第8回 オーバーテイクする

No.20 A107 (HANAの参考オークション)
Vul:Both QJ854
Dealer:W AK2 3C 3H P(1) 4H
OL: 94
Q3
J865
A7
1075 98643
AK108732 QJ
K942
K10962
QJ
65

プリエンプティブ3オープンしてみましたが、パス、1オープンもいいでしょう。 HANA好みは、1!オープンですが。
もしWが1オープンなら、当然の1Hオーバーコールですので、3にも3Hオーバーコールをすればいいのです。 3の代でも怖がらないで。
(1) Wは長くて弱いのですから、パスで静かにしていればよろしい。

(参考のプレイ展開)
T1:Q−5−K− WはKでオーバーテイクするのが親切です。EのQはシングルトンかもしれませんし、Qダブルトンでも、損しませんから。
T2:A−9−J− 2個取れたので満足します。
T3:5−2−3− Sの弱いスーツ(を比較)のを攻めます
T4:Q−7−A−
T5:K−6−2−10 3回取って、エリミネイションして、、
T6:J−A−2− EのA!が上手いディフェンスです。 もしAを上がらなければ、次にAでスローインされ、打ち込みか、のラフディスを強制されてしまうのです。
T7:7−6−2− 冷静なイグジットで、後はを守るだけ。

(ディフェンスとプレイのポイント)
 先ず、WはEのQをオーバーテイクするのが大事。 2個を確保します。
EWは、スーツを攻めることは出来ません。 EWどちらからでもリードすると、1トリックも取れなくなってしまうカードコンビネイションです。 また、ディクレアラー自身からも、スーツを触ると1ルーザー出してしまいますから、出来れば、EWから打ち出しして欲しいところ。 エリミネイションして、Aでスローインを狙いますが、T6でEに上手くディフェンスされました。