第76回 8は、パートナーへのエントリの為に

No.10 (HANAのお奨めオークション)
Vul:Both A93
Dealer:E Q1076 1C
OL:10 QJ543 2C 3NT
A10987
J65
1042 8765
J32 984
A8 K107
KQ32
KQJ
AK5
962

1NTオープン(15−17)より強く、2NTオープン(20−22)より弱い。
オープンの後、1レスポンスには2NT、1には3の予定。
インバーティドマイナーレイズ、4+枚、10+。インビテイション以上。
3NT 3NTジャンプは、18−19HCP、バランスハンドを示しています。
リード インテリアアナーシークエンスは、シークエンスの上から、の10です。 フォースベストの8の選択もあります。

(プレイ展開例)
T1:10−4−5− SのKQは同格です。ディクレアラーでは、「同格ならば、上のカードをプレイせよ」に従って、Qで無く、Kで勝ちます。 すると、Wから見て、SにKQJあるのか、KQなのか、Kだけなのかの区別がつきにくくなります。 Qで勝つと、KもSにあるのがすぐにばれてしまうのです。
T2:A−2−6−
T3:K−3−7−
T4:5−J−Q−
T5:10−5−2− Eは不要の捨てるのが普通です。 また、Wもが不要ですから、それを捨てます。 Wの8は大事なカードで、その8→EのKで渡って、をリードして貰う為に
T6:3−6−K−
T7:J−10−A−
T8:9−8−Q− 8をディスカードしてしまいそうですが、EにKを期待して、Eに渡るための大事なカードなのです! 8を捨てると、Aでスローインされ、リードせざるをえず、SのQに振り込みとなってしまうのです。
T9:6−8−Q−
T10:J−2−8− Eは、J6から、Jリードが大事です。 「ダブルトンは、ブロックしないように上からリード」です。
T11:6−3−9−
T12:A−5−7−