第73回 ルールオブ11から、推理すると

No.9 A84 (HANAテーブルでのオークション)
Vul:E-W AKQ94
Dealer:N 93 1H 2C
OL: 863 2H 4H
QJ96
1053
1075 63
AJ2 Q10874
K97 J105
K72
J82
K65
AQ42

2/1レスポンスに対するリビッドは、5枚で構いません。
スラムに関心は無いので、ファーストアライバルな4レイズします。

(プレイ展開例)
T1:7−5−A− SにKが見えていることもあり、Wは、Aで無く、Jをプレイすべきでした。 理由を考えてみます。 Eの7はきっとフォースベストリードでしょう。 すると;「11」から「リードされた数=7」を引きますと、「4」です。 この「4」という数字は、リードしたE以外の3人が持っている、(リードされた)7より大きいカードの合計枚数となるのです。 Wから、自分のAJの枚、ダミイのSにKの枚が見えてますから、N(ディクレアラー)の持っている7より大きいカードは1枚だけのはずです。 それは何でしょうか? 見えてない7より大きなカードは、Q1098です。 もし、Eが10987ならば、7のフォースベストでなく、10のトップオブアナーシークエンスを選択しそうです。 従って、NのQではありません。 きっと、10か、9であると、推理できるのです。
T2:J−9−4−
T3:2−5−A−
T4:4−6−J−
T5:8−10−K−
T6:4−3−K−
T7:6−2−9−10 ラフして、3−5ブレイクを確認しました。
T8:A−5−2− Qのフィネスは急がずに、負けそうなを;
T9:8−10−7− を負けると、Wにリードが入りました。
T10:Q−3−Q− このWのQの時に、2の「ルーザーオンルーザー」が上手いプレイでした。 Wには、あとしか残ってないのが見えていました。 ルーザーオンルーザーのスローインプレイです。
T11:7−6−10− Wはリードせざるを得ません。4メイド。