第58回 トップオブナッシングをリードする

No.6 K10963 (HANAのお奨めオークション)
Vul:E-W AJ2
Dealer:E J5 1D(1)
OL: A97 1S 2S
Q42 4S
7643 K5
K8763 92
643 QJ10852
J875
Q1098
AQ104

(1) Kシングルトンがありますが、1オープンしてよいハンドです。 1098、10のミドルカードも心強いですから。

(プレイ展開例)
T1:Q−K−3− EのQリードは自然な選択でしょう。
T2:J−A−3−
T3:7−2−K− Wは、をリードしますが(は大振り込み)その時、7を選択します。 これはトップオブナッシングの意味で、良いアナーの無いという内容をパートナーに伝えています。 枚数を教える3をリードしますと、Kで勝ったEは、WにAを期待して、をリターンしてしまう可能性があるからです。 Wは、Eがで勝ったら、シフトして欲しいのです。
T4:9−A−8− Eは、Wの7を正しく読みとりました。 従って、KをWに期待して、シフトをしたのです。 ディクレアラーは、の4枚目でがディスカードできるチャンスを考慮して、Kのフィネスをしませんでした。
T5:8−3−K− EのQのマスタートランプが残りました。
T6:A−5−9−
T7:J−Q−10− Eは、すぐラフするのが大事。 見送ると、の4枚目で、をディスカードされてしまいます。
T8:2−Q−K− まで、AQ、K、Kで、9勝1ダウン。