第55回 カモンサインの意味

No.15 Q73 (HANAのお奨めオークション)
Vul:N-S AKQ6
Dealer:S J962
OL: K10 1C X(1) 1S 2D
A8
109652 P(2) P(3) 3C
J1075 98 3D
K53
AQ74 86532
KJ4
432
Q10874
J9

(1) 1NTオーバーコールもありましたが、2枚なので、ダブルがベター。
形良く、のサポートもあるので、ちょっと1レスポンスをしてみます。
(2) ここでのダブルは、サポートダブルになり、3枚を示すことになります。 2NTは、18−19、バランスハンドを表しますから、パスが適当です。
(3) レイズ(4+枚、16−18)には、不足です。 ダブルした人の自発的なレイズは、ちょっと余裕のあるレイズになることに注意しよう。 4枚を持っていることは、Sから見れば期待している枚数なのですから。
安売りしません。 3でリオープンで競り合ってよろしい。
で競り合いをします。

(プレイ展開例)
T1:A−3−9− Eのカーディングが大事。 このダミイを見てAで勝ったWは、次のトリックをどうするだろう、と考えてみましょう。 を続けるか、にシフトするのが相場でしょう。 トランプリードや、シフトは訴えるものは無いダミイですから。 そこで、Wに、シフトして欲しければ(例えばAJと持っている時)、2のノンカモンサインをプレイし、Wにシフトを提案するといいのです。 実際のハンドでは、Eはスカスカしか持ってないので、シフトは望みません。 オークションからWのは、2枚以下と判っているので、ラフを狙って、9でカモンサインをプレイするのが洒落たシグナルになるのです。 目先のの内容を見るのではなく、全体のディフェンスを考えているのです。
T2:8−7−2−
T3:4−3−J−
T4:10−J−5− 予定通り、Wにをラフをさせることが出来ました。 これが決め手の5トリック目となりました。
T5:A−10−5− まで、1ダウン。