第24回 基本のカードリーディング

No.9 K8532 (HANAのお奨めオークション)
Vul:E-W A984
Dealer:N
OL: 1075 1C P(1) 1D
AJ9
Q7 1NT
QJ32 107
K105 J9762
K64 AQ32
1064
K65
A843
J98

(1) NS共にパストハンドですから、気楽なアクションが可能な状況です。 1オーバーコールしてみるのも、立派な競り合いの態度です。
1NT Eの1レスポンスは、原則として4枚以上のメジャーは持っていません。 もし、持っている場合は、E自身が後に紹介出来るくらいの十分な強さがあるはずです。 従って、Wのオープナーのリビッドでは、バランスハンドでは、4枚メジャーは紹介しなくていいのです。 1NTリビッドします。

(プレイ展開例)
T1:3−7−10− Sの10に注目しよう。 もしSが109と持っていたら、9をフォローする筈です。 「同格のカードは、下をフォローせよ」 従って、Nから見て9は、Wにあります。 AはSの可能性もあり得ますが、単純にはAはWにある、とNは読むべきです。
T2:6−5−Q−
T3:7−3−10−
T4:4−7−K− Nはをリードしないのが大事になります。 Sへのエントリを求めて、シフトします。
T5:6−9−K− Sからリードして貰えました。
T6:8−R2−4− クリアします。 8はのスーツプリファランスシグナル
T7:K−7−6−
T8:6−2−A−10 でNに渡って、がキャッシュできます。
T9:5、2。 (EW6トリック、NS7トリック)