EWののコントラクトに対するNSのディフェンスです。 このWのダミイの取り柄は、シングルトンのラフィングバリューと、長い5枚が活躍(エスタブリッシュ)、という2点です。ということは、ディフェンスの方針としては、ラフを防ぐ意味で、トランプシフトが有効になります。 また、スーツを活躍されない為には、スーツがプレイされた時に、落ち着いた対応を(特にN)する必要があります。
Kのリードで、Nの2のノンカモンを見たら、Sはシフトが最強のディフェンス。Wでラフされてトリックを稼がれるのを防ぐ狙いです。 もし仮に、Sが慌ててQにシフトをしたとしても、Nは、108ありますから、SのQに対して、Aで上がらずに、8でEのKを追い出すのが正しい対応です。 8でEのKに負けておけば、WのJをA10で挟むことができて、2勝できますから。 慌ててA、とプレイすると、Eから9をプレイされ、自身で4勝もされることになってしまいます。
Wから3がリードされた場合は、Nは慌ててAを上がらないのが大事。 8をプレイすれば、EはKで勝ったとしても、SのQとNのAで2勝できます。 もしすぐAアップすると、SのQダブルトンを叩き落とすことになり、自身で4勝されちゃいます。 |