第76回 リオープンの位置でのハミルトン


(オークション展開) (1NT) (P)

 オポーネントの1NTオープンに対する競り合いのコンベンションとして、ハミルトンコンベンションがあります。 そのコンベンションを使う約束がある場合には、リオープンの位置(1NTパスパスで回ってきた位置)でも、ハミルトンコンベンションを使って競り合いをすることになります。 ダイレクトポジション(すぐの位置)の時と違って、1NTで流れてきたのですから、オポーネント側は、強さも大したことはありません。 15〜23HCPの範囲でしょう。 従って、自分の持っているHCPは気にしなくて構いません。 自分が8HCPならば、パートナーは、12HCP前後あるでしょう。 また、ジャコビーなどでサインオフをしてきませんでしたから、メジャースーツは自分達が持っている可能性は高くなっています。 多少の形があれば、積極的にリオープンをするようにします。 の1スータービッドは、5枚スーツでいいのです。 また、両メジャーを示す2は4枚&4枚あれば、頑張って出てゆきます。

(1NT) (P)
ダブル ペナルティダブル、17+。
何かの1スーター、5枚スーツでよい。
4+枚&4+枚。 4−4メジャーで構いません。
5+枚&4+枚マイナー。 5−4でも頑張ります。
5+枚&4+枚マイナー。

(ハンド例)

(1) AQx (2) AJxx (3) Axxxx
Qxxx KJxx QJxx
KQxx xx xx
Ax xxx Qx
ダブル
(4) xx (5) (6) QJxxx
AQJxx QJxxx xx
xx Axxxx Axxx
KJxx xx xx
(7) Kxx (8) Kxx (9) QJxxxx
KQxxxx KQJxx
xx xxx
xxx xxx Axx

(2) 4−4メジャーですが、リオープンでは積極的です。
(4)、(6) 5−4ですが、積極的にスーツフィットを見つけてチャンス。
(8) 5枚のバランスハンドですが、リオープンでは2Cから紹介。