第64回 一度パスして、次の機会にビッドする


 右手のオポーネントのビッドしたスーツを、立派にオーバーコールしたいくらい持っている時は、一度静かにパスをして次の機会を待ちます。 大事なことは、ヘジテイションしてパスをしないことです。 困ったハンドを持っていることをみんなに教えることになってしまいますから。 素知らぬ顔で、いつものようなパスが出来るようになれば最高です。 でも、一度パスしたからといって、二度とビッドに参加できない、しないわけではありません。 次の機会にそのスーツをビッドすれば、そのスーツでオーバーコールしたいハンドであったと、パートナーに判って貰えます。 

以下のハンドを持っていて、右手のオポーネントが1オープンしました。
アクションは?

(1) Axx (2) Kxxx (3) Kxxx
Qx xx AQJx
AKJxxx AQJx xx
xx Axx Axx
パス パス ダブル
(4) Kxxxx (5) Kxxx (6) AJxx
Kx
AKJxx AQJx AQxx
xx Axx KJxx
1NT 1NT



以下のハンドを持っていて、右手のオポーネントが1オープンしました。
アクションは?

(1) Ax (2) (3) Kx
KQxx KQxxx KQJxxx
AJxx AQxxx Axx
xxx Kx xx
パス パス
(4) KQxx (5) KQxxx (6) Ax
Ax xx KQxx
AJxx AQxxx AJxx
xxx Kxx
ダブル 1NT

マイケルズキュービッドです。 5枚&5枚マイナー、10−15。