第6回 パートナーのウィーク2に対する判断


 しつけのあるパートナーのウィーク2オープンは、限定されたハンドをしています。 良い6枚スーツで、全体で6−10HCP程度。 ハンドパターンは、6322が普通、6331、6421という場合もあります。 2オープンなら、(xx AQJxxx xx Qxx)くらいを想定するところになります。 従って、ウィーク2オープンに対するレスポンスは、パートナーの想定されるハンドと自分のハンドを頭の中で合わせてみて、結論を出します。 
 一般に、4枚サポートのあるハンドは、点数が少なくても4の代までプリエンプティブレイズをします。 3枚、または良い2枚サポートの場合は、1NTオープンする程度(15+HCP)の強さがあれば4、4のゲームに挑戦します。 2NTレスポンスで、ウィーク2の善し悪しを尋ねるコンベンション(OGUST)がありますが、それはしつけの悪いパートナー用です。 知ってても使わないようにしましょう。 ウィーク2オープンにニュースーツは、特に約束が無ければワンラウンドフォーシングとなります。

(ビッド例) 2H (P)
(1) AKxx (2) Axxxx (3) Kx
Kxxx Kxx
Kxxx Jxx AKxxx
QJxx Qxx
パス

(1) パートナー(xx AQxxxx Qxx xx)を想定して。
(2) 4枚サポートあるので、4までレイズ! パートナーが1624形なら、AQあるだけで4のチャンスです。
(3) 1NTオープンするくらいあれば、4にゆきます。

(ビッド例) 2S (P)
(4) (5) Qxxx (6) Qxx
KJx xx
AKJxxx Jxxxxx Axx
Axx AQxxxx
3NT

(4) が活躍することを期待して、3NTを選択します。 3レスポンスしてパートナーの反応を見るのも可能ですが、単純な3NTがお奨め。
(5) 弱いハンドで、とても4が出来るとは思っていません。 でも、4!プリエンプティブレイズをします。 オポーネントの側に、きっと良いフィットがあるでしょう。 そしてオポーネントは強いはずです。 きっと、オポーネントに5、5はあるはず。 6、6があっても驚かないし、7、7があるかもしれない! これをアドバンストサクリファイスといい、競り合いのビッドの大事なこつです。
(6) AKxxxx xxx xxx x)を想定して。