第49回 1NTオープンに対するペナルティダブル


 右手のオポーネントが1NT(15−17)オープンしてきました。 自分もそこそこ良いハンドをしています。 ペナルティダブルをするか、パスをするか、形のあるハンドならばオーバーコールをするか?

 ペナルティダブルの目安は、バランスハンドならば、良い17HCP以上から。 良い5+枚スーツがあれば、良い15HCPくらいで、幸運を期待してダブルも考えていいでしょう。 勝負は、残りの10HCP未満の点数が、残りの二人でどっちが多く持っているか、です。 たまにダブルメイドされることもあるでしょうが、気にしないで、ドンドンペナルティダブルをしてみましょう。 

 十分な強さ(17+HCP)がある場合、オーバーコールよりペナルティダブルがいいでしょう。 それは、成功した時の儲けが大きいからです。

以下は、右手の1NTオープンに対するアクション例です。

(1) Kxx (2) KQx (3) Kxx
KJx KJx KQJxx
Axxx AQxx Ax
KJx Kxx Kxx
パス ダブル ダブル
(4) xxx (5) Kx (6) Ax
AKQJxx AJxxxx AJxxx
Ax AQx KQxxx
xx xx
ダブル *→2
(7) AQxxx (8) AJxxx (9) AQxxx
AKxxx AQxxx xx
Ax
Ax Qx AKxx
ダブル ダブル

(3) 良いスーツがありますから、ペナルティダブルしてみましょう。
(4) をオーバーコールするより、先ずペナルティダブルが面白いです。
(5) のオーバーコールをします。 ハミルトンなら2から。
(7) メジャーのフィットを捜すハミルトン2オーバーコールも悪くはありませんが、先ずペナルティダブルしてみるのはいいことです。
(9) ハミルトン2オーバーコールより、ペナルティダブルをします。