第45回 2、3の代での競り合い


 どちらかの8枚以上のフィットが明らかな時、2の代でコントラクトを売るのは安売りです。 積極的に競り合って3の代に押し上げる努力をします。 また、3の代で競られた時、9枚フィットが明らかな時は、HCPが少な目でも、3の代を被せて競り合いをします。 「フィットした枚数分、競り合いをせよ

ノンバル同士、以下のオークションの時のWの判断例です。

1C
1H 2H

Eのダブルは、テイクアウトダブル。
4枚&4+枚、12+が普通です。

(1) Qxx (2) Qx (3) Kxxx
xx KJxx xxx
Kxxxx Jxx xx
xxx Kxxx Qxxx
パス

(1) の競り合いは絶対です。 きっとは5−4フィットしています。 競り合いでは、HCPではなく、フィットの枚数が大事なのです。
(2) 冷静にパスします。 10HCPあるからといって何かをビッドする義務はありません。 自分達に、の良いフィットは期待出来ません。また、2でコントラクトが決定しても、自分に不満は無いハンドと言えます。
(3) で競り合いをします。 4−4フィットしていますから。 パートナーのテイクアウトダブルに対して、こちらが頑張って競り合うのが、大事な勘所です。


ノンバル同士、以下のオークションの時のNの判断例です。

1C
1H 2H
3D

(4) xxx (5) xxx (6) xxx
KJxxx KJxx KJxx
xx Qxx
Qxx Kxx QJxxx
パス

(4) 6HCPですが、3で競り合いをします。 Sの2レイズから、は5−4フィットしています。 「フィットした枚数分、競れ
(5) 9HCPですが、パスします。 3 1ダウンの+50で満足します。 この9HCPは、ディフェンスでも十分活躍できるでしょう。
(6) 4枚ですが、のダブルフィットがあります。  1ダウンの時でもきっと、3 3メイドの−110ということも大いにありますから。