第4回 フィットしたハンドの評価(ディクレアラー側)


 パートナーが1の代のマイナーでオープンしてきました。 1/1でメジャーをレスポンスしたら、オープナーがシングルレイズをしてきました。 さて?

 再評価の仕方ですが;以下がわかりやすいでしょう。

 持っているHCPの点数に;
(1):トランプの5枚目に+1点、6枚目に+2点。
(2):サイドスーツの4枚目に+1点、5枚目に+2点。
(3):4333形は、−1点(減点)。
*:Kシングルトン、Qダブルトンなど、気の利かないアナーは半値処分に。
*:Aが2枚あったら、+1点。
*:1098のミドルカードが気に入ったら、+1点。

  その合計点が;
 6−10点→パス、10−13点→ゲームトライ、13−16点→ゲーム。
 16+点→スラムトライ、19+点→大いにスラムビッド。 

(ビッド例) 1D (P) 1S (P)
2S (P)
(1) AJxxxx (2) AJxx (3) KJxxx
Qxx Qxx
xx Jxx xx
Axxx Kxx Axx
パス

(1) 9HCP+(1+2)+(1)=13点。 2Aなので、更に+1点
ですので、4のゲームビッドを選択します。
(2) 11HCP−1=10点。 いわゆるルーザーの多いハンドで、各スーツ
1、2個負けることが予想されます。 パスして低く止まります。
(3) 10HCP+(1)=11点。 ゲームインビテイションします。

(ビッド例) 1D (P) 1H (P)
2H (P)
(4) KJxx (5) xx (6) xx
Kxxx AJxxx AJxxx
Qx Kxxxx Kx
Jxx Qxxx
パス

(4) 10HCP+(1)=11点。 でも、Qダブルトン、Jxxのアナーは
頼りに出来ません。 それぞれ−1点で、9点の価値と見ます。
(5) 8HCP+(1)+(1+2)=12点。 のゲームトライ
(6) 10HCP+(1)+(1)=12点。 のゲームトライ