第33回 適当に1NTでオープンしよう


 1NTオープンは、一度のビッドでハンド全体の形と強さを伝えることが出来ます。 他の1の代のスーツオープンは、リビッドを待たなければ概要がつかめません。 従って、15−17HCPで、大体のバランスハンドなら、初めに1NTオープンしてしまうのがパートナーに優しいビッドになるのです。 5枚のある5332形は殆ど1NTオープンしちゃいましょう。 メジャー4枚、マイナー5枚とか、6322形も1NTオープンに向いています。

(1) AQx (2) AQxx (3) AQxxx
KJx xx KJx
Qxxx KQxx QJx
Axx AJx Kx
1NT 1NT 1NT
(4) AKJxx (5) Kxx (6) Qx
xx AQxxx AQxx
Ax xx Kx
KJxx AKx AJxxx
1NT 1NT
(7) Kx (8) Jx (9) Qx
Ax Ax xx
KJx AQxx AKxxx
AJxxxx KJxxx AQxx
1NT 1NT
(10) (11) (12) KJxx
AJxx AQxx Qxxxx
KJxx KQJx AQ
AJxx AJxx KJ
1NT 1NT

(2) 弱いダブルトンがあっても1NTオープンします。
(3) 5枚ありますが、5332ですから1NTオープンして全体を伝えます。
(4) 5422ですから、1NTで無く、1オープンから2リビッドします。
(6) オープンに1レスポンスが来た時に適当なリビッドがありません。 4枚と5枚マイナーの4522、15−17点は1NTオープンします。
(7) 6枚ありますが、6322は準バランスハンドです。
(8) オープンに1レスポンスが返ってきた時、適当なリビッドがありません。 リバースは、良い17+点必要になりますから。
(9) オープンから、自然な2リビッドします。
(10) アナーシングルトンの4441は1NTオープンでさばくのがベストです。
(11) 弱いシングルトンの場合は、1オープンから「やりくり」して。
(12) 両メジャーありますが、1NTオープンしちゃいたい内容と形です。