第31回 テキサスとジャコビートランスファーを使って


 NTオープンに、ジャコビートランスファー、テキサストランスファーを組み合わせて使うことで、スラムを上手く誘うことが出来ます。 次のシークエンスの違いを覚えるといいでしょう。

1NT
パス 、8−11、「4をプレイして下さい。」
1NT
、12−14、「良い手なら、6は如何でしょうか?」
1NT
4NT 、15+、「トランプで、キーカードを教えて下さい」
1NT
4NT 5枚332、15−17、「6、6NTを誘っています。」

以下は、パートナーの1NTオープンに対するレスポンス例です。

(1) (2) Kx (3)
KQxxx AJxxxx AQxxxx
Kxxx Kxx KQx
xx Kx KJx
1NT
パス
1NT
1NT
4NT
(4) KQx (5) Kxx (6) Kxx
KQxxx AQxxxx Kxxxxxx
Ax Qx
Qxx xx xx
1NT
4NT
1NT
パス
1NT
パス
(7) Kx (8) Jxx (9) KJx
AJxxxx AQxxx KQxxxx
Axx Axx
KQxx Kx
1NT
1NT
3NT
1NT

(5) スラムを狙う程の強さでは無いので、テキサスから4でサインオフ。
(6) 6HCPですが、7枚ありますから、4のゲームでチャンス!
(7) リビッド(5&4、10+)で、フィットも捜します。
(8) ジャコビーから3NTリビッドで、3NTか4を選んで貰います。
(9) この4リビッドはスプリンターで、形を示しながらスラムトライ。