第30回 テイクアウトダブルをしよう


 オポーネントがオープンした時、4333形で、立派な12HCP以上ある手は、テイクアウトダブルをして競り合いに出かけてゆきます。 形は、ぱっとしませんが、立派な強さがあるのが取り柄になります。 10HCP程度でも、形の良い4441形ならば、積極的にダブルをするのは良いことです。
テイクアウトダブルの条件は;
残りのスーツにすべて3枚以上持っている
オープンする位の強さがある

以下は、右手のオープンに対するアクション例です。

(1) Kxx (2) Kxx (3) Kxxx
Axxx Axxxx Axxx
Axx Axx
Qxx Qx Kxxx
ダブル ダブル
(4) KQxx (5) KQxx (6) Axxx
xx Kx KJx
Axx AJxx xx
KJxx Kxx Kxxx
パス 1NT ダブル

(4) 強さはありますが、2枚しかないので、ダブルはしません。

以下は、右手のオープンに対するアクション例です。

(1) Kxxx (2) Axx (3) Kxxx
xx xxx
AQxx Axxx AKxxx
Kxx KQx Kxx
ダブル ダブル ダブル
(4) Kxx (5) Kxxxx (6) Kxx
xx
AKxxxx AKxx AQxxx
KJx Qxx Axx
ダブル

(3) オーバーコールより、ダブルをします。 に対して競り合うなら、スーツを示すのは重要ですから。
(5) オーバーコールします。 の5枚目を示すのは大事です。
(6) オーバーコールでなく、テイクアウトダブルするのが良い判断です。