第3回 簡単なチェックバックステイマン


 1NTオープン(15−17)に対し、メジャーの持ち具合をチェックするコンベンションがステイマンコンベンションです。 1の代のスーツでオープンから1NTリビッド(12−14)に対しても、同じような要領で、メジャーの具合をチェックするコンベンションがチェックバックステイマン2コンベンション。 違いがあるところは、1NTリビッダーは、レスポンスされたメジャーを4枚は持っていません(持ってたらすぐレイズしますから)。 従って、レスポンスされたメジャーが3枚あれば、チェックバックステイマン2に対して、「持っているよ」と優先して返事しましょう。

(ビッド例) 1D (P) 1S (P)
1NT (P)
(1) AQxx (2) KJxxx (3) AQxxx
Axx Jxx Qxx
Kxxx Kxx Kxx
Jx xx xx
3NT パス

(1) フィットがありますが、5でなく3NTのゲームを優先します。
が4枚しかないので、チェックバックステイマンは使いません。
(2) 5枚ありますが、チェックバックステイマンは使いません。 なぜなら
の5−3フィットが見つかっても、ゲームは狙えませんから。
の返事で、2、2が返ってきたら困りますからね。
(3) →3、2→2NT、2→2NT。 インビテイションします。

(ビッド例) 1D (P) 1S (P)
1NT (P) 2C (P)
(4) Axx (5) Ax (6) Ax
Qxx Qxx Qxxx
AJxx AJxx AJxx
Qxx Qxxx Qxx
(7) Axx (8) xxx (9) AJx
Qxxx AQx Kx
AJxx Axxx AQxx
Qx Kxx xxxx
(3

(6) 約束にもよりますが、一般には、3枚無し、4枚有り、が簡明です
(7) 3枚、4枚ある時は、パートナーのビッドしたを優先します。
(8) 弱い3枚ですが、3枚は3枚ですから、2を返事しましょう。