第24回 1NTオーバーコールの周辺


 右手のオポーネントがスーツオープンをしてきました。 良いバランスハンドをしている時の、ディフェンシブビッドを復習しておきましょう。

12−15HCP テイクアウトダブルに向いている形なら、ダブルします。 向かない形なら、パスをして様子を見ましょう。
15−17HCP 形により、1NTオーバーコールか、テイクアウトダブル
18−20HCP 先ずテイクアウトダブルします。 次にNTをリビッド
21+  HCP テイクアウトダブル。 次にジャンプしてNTリビッド。

(例) (1C)

(1) Kxxx (2) Kxxx (3) Kxxxx
AJx AJx AJx
KQxx xx KQxx
xx KQxx
ダブル パス
(4) KQx (5) KQx (6) xx
xxxx KQxx AJx
AQ AQxx AKx
KQxx xx KJxxx
1NT ダブル 1NT
(7) KQx (8) KJxx (9)
Axx Ax AQxxx
AQx AQxx AKxxx
KJxx KJx xx
ダブル ダブル 2NT

(1) テイクアウトダブルをします。
(2) が2枚ですから、テイクアウトダブルに向きません。 従って、パスをして、様子を見ましょう
(3) テイクアウトダブルも考えられますが、5枚あるので1オーバーコールをします。 オープンをするような気持ちです。
(5) 弱いダブルトンですから、1NTオーバーコールよりテイクアウトダブルをします。
(6) が長いのですが、1NTオーバーコールで自分のバリューを早く教えるようにするのがよろしい。
(7) ダブルしてから、パートナーの1〜1に対して1NTリビッドします。
(9) すぐ2NTオーバーコールは、アニュージュアル2NTコンベンションになり、この場合、5枚&5枚を示すことになるので注意しましょう。